【久留米市の理学療法士が解説】一生歩ける足を作る!「足裏」から見直す姿勢改善と不調の根本ケア|ピラティススタジオNOA

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【久留米市の理学療法士が解説】一生歩ける足を作る!「足裏」から見直す姿勢改善と不調の根本ケア

【久留米市の理学療法士が解説】一生歩ける足を作る!「足裏」から見直す姿勢改善と不調の根本ケア

「何もない平らな道で、ちょっとした段差につまずいてしまった」
「夕方になると、ふくらはぎがパンパンに張ってだるい」
「靴の底の減り方が、左右で極端に違っている」

久留米市のピラティススタジオNOAです。
普段、靴や靴下に覆われていて、お顔のスキンケアや体型の変化ほど気にかけることの少ない「足の裏」。しかし、足裏は人間の体の中で唯一「地面と接している」非常に重要なパーツです。

体全体の表面積から見ると、足裏の面積はわずか「約2%」しかありません。このたった2%の小さな面積で、残り98%の全身の体重を支え、歩く・走るといった複雑な動作のバランスを取っているのです。

外反母趾 転倒予防 足底 ピラティス

本日は、まつもと整形外科クリニックと提携し、解剖学に基づいたピラティスを提供する当スタジオの理学療法士の視点から、現代人に急増している足元のトラブルと、一生涯ご自身の足で歩き続けるための「足裏ケア」の重要性について、詳しく解説していきます。

■ 現代人に急増する見えない危機「浮き指」とは?
ご自身の足を横から見たとき、足の指が地面からフワッと浮いていませんか?
これを「浮き指(うきゆび)」と呼びます。

本来、人間は立っている時、「踵(かかと)」「親指の付け根(母趾球)」「小指の付け根(小趾球)」、そして「足の指全体」でしっかりと地面を掴み、体重を分散させて支えるのが理想的な状態です。

しかし現代は、アスファルトなどの平らで硬い床での生活が中心となり、さらにクッション性が高く足を過剰に保護する靴を履くようになりました。その結果、足の指を使って地面を「掴んで蹴る」という本来の動作をしなくてもペタペタと歩けるようになり、足の指が退化して使えなくなっている「浮き指」の方が急増しています。

指が浮いて使えなくなると、重心は自然と後ろ(踵側)に偏ります。すると体は、後ろに倒れないようにバランスをとるため、無意識のうちにふくらはぎや太ももの前側、そして腰の筋肉を過剰に緊張させて姿勢を保とうとします。
「マッサージに行ってもすぐに腰が痛くなる」「肩こりが治らない」という方の根本原因を探っていくと、実はこの「浮き指による重心のズレ」が引き起こしているケースが非常に多いのです。建物の基礎(土台)が傾いていれば、その上にある柱や屋根(骨盤や背骨)が歪むのは当然のことと言えます。

■ 足裏の機能低下が引き起こす連鎖的なトラブル
足の指が使えず、足裏の筋肉(足底筋群)が衰えると、体にはドミノ倒しのように様々な悪影響が及びます。

1. アーチの崩れと「偏平足」
足裏には、カメラの三脚のように体重を支え、歩行時の衝撃を吸収するバネの役割を果たす「3つのアーチ(土踏まずなどの構造)」があります。足裏の筋肉が衰えると、このアーチが潰れてしまい、いわゆる偏平足の状態になります。
アーチという天然のクッションが失われると、歩くたびに地面からの衝撃がダイレクトに膝や股関節、腰へと伝わり、関節の痛みを引き起こす大きな原因となります。

2. 痛みを伴う「外反母趾」の進行
足のアーチが崩れ、重心が不安定な状態で歩き続けると、親指の付け根にねじれるような過剰な負担がかかり続けます。これが、靴の圧迫と相まって外反母趾を進行させる要因となります。痛みをかばって歩くことで、さらに姿勢が崩れるという悪循環に陥ってしまいます。

3. ポンプ機能の低下による「足のむくみ」
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血液を心臓へ送り返すポンプの役割を果たしています。歩くときに足の指をしっかりと曲げ伸ばしして地面を蹴ることで、ふくらはぎの筋肉が大きく収縮し、ポンプ機能が働きます。
しかし、指を使わずに歩いていると、ふくらはぎの筋肉が十分に動かず、血液やリンパ液が下半身に滞ってしまいます。夕方になると靴がきつくなるような酷い足のむくみや冷えでお悩みの方は、足の指がしっかり使えていないサインかもしれません。

■ 将来の健康寿命を左右する「足裏のセンサー」
そして何より重要なのが、将来寝たきりにならないための転倒予防という観点です。

足の裏には「メカノレセプター」と呼ばれる、体の傾きや地面の凹凸を感じ取る繊細なセンサーが数多く存在しています。このセンサーが「今、体が右に傾いているぞ」という情報を脳に送り、脳が瞬時に筋肉に指令を出すことで、私たちは転倒せずにバランスを取ることができます。

しかし、足の指が浮き、足裏の筋肉が硬くなっていると、このセンサーの感度が著しく鈍ってしまいます。「何もないところでつまずく」のは、足が上がっていないだけでなく、足裏から脳への情報伝達がうまくいっていない証拠でもあります。
一生涯、自分の足で好きな場所へ出かけ、自立した生活を送るためには、この足裏の感覚センサーを常に研ぎ澄ませておく必要があるのです。

■ ピラティスで「足裏の感覚」を呼び覚ます
では、足裏の機能を回復させるにはどうすれば良いのでしょうか。
青竹踏みや足裏マッサージも血流改善には一時的に有効ですが、それだけでは「自分の筋肉でアーチを作り、指を動かす力」は戻ってきません。

そこでおすすめなのが、解剖学に基づいたピラティスのトレーニングです。
NOAのピラティスでは、すべての動きの基礎として「足元の感覚」を非常に大切にしています。

・マシンを使った「フットワーク」
ピラティス専用のマシン(リフォーマーなど)には、「フットバー」という足の置き場があります。ここに足を乗せ、足の指一本一本の向きや、足裏のどの部分で踏み込んでいるかに意識を向けながら脚の曲げ伸ばしを行います。スプリング(バネ)の適度な抵抗を感じながら動かすことで、サボっていた足裏の筋肉や、足首周りのインナーマッスルが目覚めていきます。

・足裏のセンサーを刺激する裸足のトレーニング
ピラティスは基本的に靴下や裸足で行います。足の裏全体でマットの感覚を捉え、足の指を大きくパーに開いたり、マットを掴むように動かしたりすることで、鈍っていたメカノレセプター(センサー)を活性化させます。

足裏の筋肉が正しく使えるようになると、潰れていたアーチが復活し、ふくらはぎのポンプ機能が働き始めます。結果としてむくみが解消されるだけでなく、足元という土台が安定することで、その上にある骨盤や背骨もスッと正しい位置に整い、羽が生えたように足取りが軽くなるのを感じていただけるはずです。

■ まとめ:土台から見直す、根本的な体質改善を
肩こりや腰痛、姿勢の崩れにお悩みの方は、視点を変えてご自身の「足元」に注目してみてください。
私たちの体は、すべて繋がっています。土台である足裏の環境を整えることが、全身の不調を改善するための最短ルートになることが多くあります。

男女共用スタジオであるNOAでは、理学療法士や看護師といった医療のバックグラウンドを持つスタッフが、お一人お一人の足の形、歩き方のクセ、姿勢の歪みを専門的な視点で詳細に分析し、安全かつ効果的なレッスンを提供しております。

10年後、20年後も、健やかに歩き続けられる美しい体を手に入れるために。
私たちが全力でサポートいたします。

体験レッスンのお申し込みはLINE、またはメールで、お待ちしております。

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【この記事の投稿者】

この記事の制作者、文責はピラティススタジオNOA久留米店の代表、伊東知晃

伊東 知晃 (いとう ともあき)

<所有資格>

理学療法士PHI Pilates  instructor Mat Ⅰ・Ⅱ、Props、Integrated Pilates Machine course

 

<実績>

 9年間、急性期病院や介護施設で理学療法士として勤務し、スポーツ障害や術後の患者様、高齢者の方々へのリハビリを提供。学会への参加・発表など学術的な活動経験もあり。

ピラティススタジオNOAのインストラクターとして、久留米市だけでなく、佐賀県の鳥栖市や三養基郡みやき町、筑後市、大川市や柳川市に住んでいるお客様の理想の身体づくりのサポートもさせていただいている。

 

【監修】
この記事は、まつもと整形外科院長が監修しています。